思いついたことを時系列関係なしに書き殴るブログ

仕事のことや趣味のことを思いついたときに書いている超雑記ブログです。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

消防団ってどんな組織?歴史や役割、報酬や魅力、参加方法を分かりやすく説明します

スポンサーリンク

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

消防団とは

消防団とは、日本の地域防災力の中核を担う重要な組織です。

消防団は、火災や風水害などの災害に対応するだけでなく、訓練や予防活動なども行っています。

消防団は、江戸時代から始まった歴史ある組織であり、現在では約81万人の非常勤消防団員が全国各地で活動しています。

消防団員は、地域社会への貢献や仲間との絆、自己成長などの魅力を感じることができるのです。

この記事では、消防団の歴史や役割、報酬などについて詳しく紹介します。

また、消防団への参加方法やメリットについてもご紹介します。消防団に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。

消防団の歴史

消防団の歴史は古く、江戸時代に町火消として発足したといわれています。

町火消は、将軍吉宗が命じた大岡越前守によって組織された、町組織としての火消組でした。

各火消組に「いろは」などの名前を付けたことで、名誉を競って働く精神が生まれ、消防の発展に貢献しました。

 

明治時代になると、町火消は東京府に移管され、消防組と改称され、その後、内務省や東京警視庁に移されるなど、消防組織は変遷しました。

全国的には、公設消防組は少なく、ほとんどが自治組織としての私設消防組でした。

 

昭和時代に入ると、国際情勢の悪化に伴い、国防体制の整備が急がれます。

昭和14年(1939年)には、消防団と防護団を統合し、警防団令が公布されました。

警防団は、警察の補助機関として水火消防業務に加えて防空の任務も担うようになります。

 

戦後、米国調査団の報告により、警察と消防の分離が勧告されました。

昭和22年(1947年)には、消防組織法が公布され、消防が警察から分離独立するとともに市町村の責務に移されます。

同時に、新たな「消防団」が組織されることとなるのです。

 

その後も、消防団令や消防基金法などの法律や制度が整備され、現在では約2,200団、約81万人の非常勤消防団員が全国各地で活動しています。

 

消防団の役割

消防団は、市町村長や消防長から出動命令を受けた場合や災害発生時に自主的に出動し、火災や風水害などの災害現場で救助や初期消火などの活動を行います。

 

また、災害以外でも訓練や演習などで技術や体力を維持し、地域住民への啓発活動や予防活動なども行っています。

 

さらに、近年では地震や豪雨など大規模災害への対応力を高めるために機能別分団制度が導入されており、特殊救助分団や水難救助分団などが設置されています。

 

消防団の報酬

消防団員は、基本的にボランティアとして活動していますが、その労苦に報いるために市町村から年額報酬や出動報酬などが支給されます。

 

年額報酬は、出動回数に関係なく年額で支払われるもので、消防団員の階級や勤務年数に応じて決められます。

消防庁では、「団員」階級の者については、年額36,500円を標準としています。

 

出動報酬は、出動に応じて支払われるもので、災害に関する出動については、1日当たり8,000円を標準としており、災害以外の出動については、市町村が出動の態様や業務の負荷などを勘案して定めます。

 

また、出動に伴う交通費や活動で死傷した場合の公務災害補償金、退職時には退職報償金なども支給されます。

 

消防団の魅力

地域社会への貢献

消防団員は、地域社会への貢献感や使命感を持って活動しています。

消防団員は、自分の住む地域の安全や安心を守るために、日々訓練や予防活動に励み、災害時には迅速かつ的確に対応します。

消防団員は、地域住民から信頼や感謝を得ることができるのです。

 

仲間との絆

消防団員は、仲間との絆を深めることができます。

消防団員は、同じ目的や志を持った仲間と共に活動することで、協力や連帯感を育みます。

消防団員は、訓練や演習などで技術や知識を教え合ったり、災害現場で助け合ったりしていく中で仲間との交流や親睦を深めていくようになるのです。

 

自己成長

消防団員は、自己成長することができます。

消防団員は、消防活動に必要な技術や知識を身に付けることで、自信や能力を高めます。

消防団員は、災害時に冷静かつ果敢に行動することで、判断力やリーダーシップを養います。

消防団員は、地域社会への貢献や仲間との絆を感じることで、人間性や精神力を向上させます。

 

消防団への参加方法

参加資格

消防団への参加資格は、市町村ごとに異なりますが、一般的に以下の条件を満たす必要があります。

 

  • 市町村内に居住し、かつ18歳以上であること。
  • 健康であること。
  • 消防活動に支障がないこと。
  • 消防団員としての品位を保つこと。

市町村によっては、性別や職業、国籍などによる制限がない場合もあります。また、消防団員の階級や役割によっては、特別な資格や免許が必要な場合もあります。例えば、消防車の運転手には大型自動車免許が必要です。

 

参加方法

消防団への参加方法は、市町村によって異なりますが、一般的に以下の手順を踏みます。

 

  • 消防団に興味がある場合は、まず自分の住む地域の消防団長や消防署に問い合わせます。
  • 消防団長や消防署から参加資格や活動内容などの説明を受けます。
  • 参加を希望する場合は、必要な書類を提出し、市町村長から任命されます。
  • 任命されたら、消防団員としての服装や装備品を受け取り、訓練や演習などに参加します。

参加のメリット

消防団に参加すると、以下のようなメリットがあります。

 

  • 消防技術や知識を身に付けることができます。
  • 地域社会への貢献や仲間との絆を感じることができます。
  • 自己成長や自信を得ることができます。
  • 報酬や補償金などの経済的な支援を受けることができます。
  • 消防団員証や消防団員ナンバープレートなどの特典を受けることができます。

 

まとめ

消防団は、日本の地域防災力の中核を担う重要な組織です。

消防団は、江戸時代から始まった歴史ある組織であり、現在では約81万人の非常勤消防団員が全国各地で活動しています。

 

消防団員は、災害時に救助や初期消火などの活動を行うだけでなく、訓練や予防活動なども行っています。

 

消防団員は、地域社会への貢献や仲間との絆、自己成長などの魅力を感じることができます。

消防団への参加は、市町村ごとに異なりますが、基本的には18歳以上で健康な人であれば誰でも参加することができます。

 

消防団に興味がある方は、ぜひ自分の住む地域の消防団長や消防署に問い合わせてみてください。