よく頂くご質問に
「クラシックギターとアコースティックギターは何が違うのですか?」
というものがあります。
ですが、実は!!
そのご質問がトンチンカンだったとご存知でしょうか。
というのも、正しく言うならアコースティックギターというのは
「電気を使わないギター」
のことを指しています。
エレキギターというのは、電気を使って音を出します。
電源がないとチャカチャカという弦のこすれる音しかしないのですね。
その反対語として、アコースティックギター(電気を使わないギター)が存在しています。
つまり、電気を使わないクラシックギターは、アコースティックギターなんですね。
ですが世の中には、「クラシックギターとアコギの違いとは!」なんて記事が大量にあります。というのも、日本ではフォークギターのことをアコースティックギターだと思っている人が多いからです。
フォークギターは
弾き語りをするときによく使われるアコースティックギターです。
左手の弦を押さえるところの幅が狭くなっていて、押さえやすく作られているのですね。そして、弦は鉄弦と言われるスチール弦です。キラキラした音が出ます。
クラシックギターは
ソロ弾きでよく使われるアコースティックギターです。
左手の弦を押さえるところは少し幅が広くなっていて、隣の弦に指が当たりにくくなっています。そして、弦はナイロン弦と言われる柔らかい弦です。温かみのある落ち着いた音が出ます。
結論としては、質問として成立するのは
「クラシックギターとアコギは何が違うのですか?」は間違いで
「クラシックギターとフォークギターは何が違うのですか?」が正しいということなのですね。
ですが一般的にはすっかりアコギ=フォークギターと思われているので、楽器屋さんで「アコギください」と言うと、フォークギターを出してくると思います。
中には「こいつ知らないんだな」と心のなかで笑う店員もいるかもしれませんが…。
知らずに恥をかくのは悲しいので、知っておくと良いかと思います。
というわけで、もしギターでジャカジャカと弾きながら歌を歌いたいという場合は、フォークギターを購入されると良いです。
逆に、ソロ弾きでインストゥルメンタルな曲を弾きたい方は、クラシックギターを購入されると良いです。そして…
どちらを購入しても大切なことが一つあります。
それは「正しい弾き方を知る」ということ。
ギターは本屋さんで適当に何か買ってきて弾けばいいやと思われる方も多いのですが、それはとっても遠回りです。できれば正しい弾き方を「教え方のプロ」からきちんと習って、短期間で上達できたほうが良いと思います。
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